板金・塗装

1. 車のキズ・ヘコミ修理について

車のキズ・ヘコミ、事故車の補修依頼は工場選びが大切です。
車の板金・塗装は、車検や整備とくらべて職人の要素が強い仕事です。
凹んだバンパーや大きなこすり傷のリアフェンダーを元通りに復元するためには、経験とこだわり、そして経験に基づく繊細で鋭い感覚が求められます。
出来不出来がはっきりしている世界で、経験があり、丁寧な仕事を行う職人であれば、きれいな仕上がりを実現できます。

有限会社ナカヤマは、経験も豊富で仕上がりにも自信があります。
気になるキズやへこみだけでなく、大きな損傷でもお任せください。高い技術を習得した専門のスタッフが丁寧に修繕いたします。

  • 自動車車体整備推奨工場
  • 特定整備認証取得工場
  • 車体整備士
  • 金属塗装一級技能士

安心してご依頼いただけるよう事前にお見積りを作成し、ご提示いたしますので、まずはご相談ください。

お見積りのご依頼  

キズやヘコミを放置するとどうなる?

傷を放置すると錆び・腐食の原因に!

車についたちょっとした擦り傷程度ならば、そのまま放置する場合も多いでしょう。しかし、たとえちょっとした傷でもそのまま放置すると錆の原因になります。

車の塗装面は厚みが0.1mm程度です。傷によって塗装が剥がれると、そこから劣化が進み、雨水などの水分が入りこんで錆が発生します。錆は塗装面の内側で広がっていき、車自体の価値を下げ、下取り時の価格にも影響します。また、劣化や錆がが進行すると修理費用は高くなりますので、小さなキズであっても早めに対処することをおすすめします。

凹んだ車

キズ・ヘコミの種類

車のキズは、その特徴からいくつかの種類に分けられます。それぞれ補修の方法も異なり、作業時間や費用も変わってきます。

引っかき傷

引っかき傷は、引っ掻いたような線状の傷です。塀からはみ出た樹木を引っかけたり、乗降の際に鍵などの金属やキーホルダーで傷つけることもあります。また、走行中の飛び石や砂がはねて傷つくこともあります。

擦り傷

擦り傷(こすりきず)は、ガードレール、塀、縁石などに擦ってしまった時にできる傷です。

ヘコミ傷

ヘコミ傷は、車のボディに何かが衝突してできる種類の傷です。例えば、柱や塀に車をぶつけてしまったり、駐車中に隣の車のドアが強風などで思いっきりぶつかったりしてできます。また、雪や雹などによってルーフやボンネットにヘコミができることもあります。

劣化

車の塗装面は紫外線の影響を常に受け、徐々に劣化していきます。他にも、雨や霰、粉塵、金属粉によっても経年劣化が進みます。ボディの小さな傷に、雨や霧などの水分が付着するとサビが発生します。

錆び・腐食

小さな傷に雨や洗車時の水分が付着し、放置すると錆が発生することがあります。さらに、錆びをそのままにしておくとボディに穴が開くこともあります。軽い錆びの場合は対応可能ですが、腐食が進むとパーツ交換になり、負担が増えるので早めの対応が必要です。

ひっかき傷

引っかき傷

擦り傷

擦り傷

ヘコミ傷

ヘコミ傷

車の錆び

劣化と錆び

修理できない破損の場合

フロントを損傷した事故車

衝突や横転などの事故で破損が大きかったり、内部にまで損傷が達している場合には、板金では修復できないことがあります。そうした場合、時間をかけ無理して修復するよりもパーツ交換した方が費用が安く済むこともあります。また、同じモデルのリサイクルパーツに交換すれば、さらに費用を抑えることができます。

正確なお見積もり

見積り発行までの流れ
見積書イメージ

板金・塗装では、正確なお見積もりが非常に大切です。実際にお車の損傷状況を確認し、正確なお見積りをご提示させていただきます。

お見積りのご依頼  

修理費用を保険でカバーしたい

バンパーのこすり傷

事故で損傷した車のキズ・ヘコミ修理には車両保険が使えます。自損事故の場合、保険のタイプによって補償される範囲が変わってきます。また、事故を起こした相手側の車両保険(対物補償)でもキズ・ヘコミ修理ができます。
ただし、保険を利用しない方が得な場合もあります。

自動車保険には等級制度があり、修理費用を保険でまかなうと等級が下がります。等級が下がると、保険の割引率が落ち、今後支払う保険料が高くなるため、結果的に保険を利用した方が損をするというケースもあります。
また、保険料を安くするために、免責金額を設定しているケースもあり、比較的軽い傷やヘコミの場合、自身で費用を負担することもあります。

保険を利用するか、自身で負担するかは、修理費用と保険の内容を確認し、保険会社と相談してから判断した方が良いでしょう。

万が一の事故の場合の対応について

レッカー対応

事故車など自走が難しい場合、岐阜県内であれば弊社レッカーでお車の引き取りに伺いますので、お電話でご相談ください。

代車ご用意

お客様のお車を補修している間、ご希望の方には代車を無料で手配できます。ただし、ガソリン代につきましてはお客様ご負担となりますので、予めご了承ください。※代車が出払っている場合は、手配できないことがございます。台数に限りがありますので、予めご了承ください。

板金・塗装 施工事例

弊社で行っている施工の一部をご紹介します。

フロントグリルの修理

フロントバンパー修理例

2. キズ・ヘコミの修理の流れ

弊社では、お客様のお車を実際に拝見し、損傷部分を確認した上でお見積りをさせていただきます。小さな擦り傷から大きなヘコミがある場合やパーツの交換が必要な場合など、しっかりと確認し、正確なお見積りを提示させていただきます。板金・塗装のさらに詳しい解説は板金・塗装の流れをご覧ください。

受付・見積

見積無料

まずはお電話かフォームからお申込みください。ご来店いただき、実際に車両の損傷状態を確認させて頂く事で、正確なお見積りのご提案ができます。見積り内容にご納得いただいたのち、ご契約となります。お見積りは無料です。

引取無料

自走が難しく、車両を当店に持ちこめない場合、岐阜県笠松町及び周辺地域でしたら引き取りに伺います。

代車無料

弊社では修理時に無料代車をご用意いたします。

板金

凹凸を修復

損傷部分の鋼板を引っ張ったり、圧したり、叩き出したりと、元の状態に近づけていきます。 凸凹をハンマリングでならし修復します。

下地づくり「絞り・研磨」

引っ張ったり、叩きだすと金属は伸びることがあります。伸びた金属を解消するために加熱する「絞り」という作業を行います。その後、表面を平滑に整えるためにパテ付けの作業を行い、乾燥させてパテを硬化させます。その後、凸凹がないか手で触りながら表面を研ぎます。仕上げた後にサフェーサーという特殊な塗料を塗装して吸い込み、錆止め、微細なキズや歪を抜きます。

塗装

マスキング

下地ができたら最後は塗装です。塗装の邪魔になる外装部品を取り外し、塗装の必要ではない箇所にはマスキングを行い、塗料が付着しないように保護します。

塗装

車の本来の色は、既存のペイントでは用意されていないため、機器を使って調色します。塗布と乾燥を何度か繰り返し、本来の色へと染めていきます。

仕上げ磨き

塗装後乾燥し硬化してから、塗装面の埃や塵を取り除き、ウールやスポンジのバフを使って仕上げの磨きを行い、作業完了です。最後に洗車して納車します。

3.板金・塗装の設備

板金・塗装は、凹んだ鋼板のパネルを叩いたり、引っ張り出したりしながら、元の形に成形する板金作業と、板金作業によって塗膜が剥がれたパネルに、塗料を吹き付ける塗装作業があります。それぞれの作業を丁寧に、効率よく行うために専用の工具や設備が必要になります。

塗装は非常にデリケートな作業です。外気温、湿気、静電気の影響で車体表面が変化します。ゴミが付着すると、塗膜表面がぼこぼこになることがあります。これらを防ぐために専用の塗装ブースを設置し、しっかりとした清掃と換気によってブース内へのゴミや埃の侵入を極力防いでいます。

塗装ブース

塗装ブース

4. 全塗装(オールペイント)とは?

全塗装(オールペイントまたはオールペン)は、もともとの塗装を全部はがすか、もしくは塗装の上から車全体の色をすべて塗り替えることです。
もともとの純正の色で塗るパターンとオリジナルの色で塗り替えるパターンがあります。

近年、旧車や名車だけでなく、一般車でも全塗装が増加傾向です。

クルマの耐用年数が伸び、同じ車に長く乗り続けることができるようになってきました。

しかし、車に乗り続けると車両自体はまだ十分走れるが、塗装に関しては紫外線などの影響によって年々劣化していくため、購入時のような輝きは失われていきます。

そのため、全塗装によってすべて塗り直したり、色を変えて、新車のような外装の輝きを蘇らせます。

車の色を変えたい場合、弊社の全塗装(オールペイント)にお任せください。

全塗装前の車

[全塗装BEFORE]

全塗装後の車

[全塗装AFTER]

5. カーラッピング

カーラッピングとは、フィルムを貼ってボディの色を変える方法です。フィルムをはがして別の好みの色に変えることも簡単にできます。また、塗装の上からフィルムを貼るので、塗装面を保護することにもなります。

ボディ全体をカーラッピングすれば、全塗装のような仕上がりになります。部分的に施工するだけでも十分イメージを変えることができます。ドアやボンネットにロゴマークや広告を貼ることもできます。
カーラッピングのメリットは、塗装の上からフィルムを貼るため、塗装を保護することができ、また、気軽に剥がすことができるという点です。
カーラッピングフィルム自体は紫外線等の影響により寿命が約3年~5年(※使用するフィルムによる)と言われていますので、劣化が目立ち始めたら、張り替えるか、元に戻す必要があります。

  カーラッピング

カーラッピング

6. ならし板金

ならし板金とは、一般的なヘコミ修理で行うパテ塗りをやらず、ハンマーなどだけで金属部分の凹凸を叩いたり引っ張り出したりして、できる限り鉄板を元の形にする技術です。これには熟練の職人技術が必要になります。

板金作業では、損傷部分の凹凸をハンマーなどを使って形を整え、パテというプラスティック樹脂を塗って滑らかにします。
ならし板金では、このパテ塗を行わず、時間をかけてしっかりと鉄板をならしていく方法です。
時間が経つと歪みが生じることもあるパテ塗りに比べ、ならし板金は劣化が抑えられます。
比較的急ぎの場合は、一般的な板金作業です。
時間に余裕があり、しっかりとした仕上がりを求めるならば、ならし板金がおススメです。

  ならし板金

パテ塗り

通常の板金ではパテ(プラスティック樹脂)を塗って滑らかにしますが、ならし板金ではパテ塗りを行いません。

リアゲートの角が折れ曲がったケース

リアゲートの角が折れ曲がってしまったケース

リアゲートの角を鳴らし板金で修復

修復後

7. デントリペア

デントリペアは、塗装面の剥がれやキズがなく、塗装する必要がないヘコミの場合に、専用の工具を使ってヘコミを修復する方法です。

塗装をはがさずそのままの状態で、へこみを修復します。
塗装を生かしたまま修復するのでボディの色は変わりません。作業工程もシンプルなので、通常の板金作業に比べ短い時間で安く済みます。
ただし、通常の板金塗装と違って、作業できる範囲が限定され、小さなヘコミに適しています。

  デントリペア

  デントリペア施工例

デントリペアの工具(デントツール)

8. エアロパーツの加工・塗装

エアロパーツ(Aero Parts)は、車の性能や見た目を格好よくしたい場合に取り付けるパーツです。 エアロパーツを取り付けることで、ドレスアップだけでなく、高速道路での空気抵抗を軽減し、ダウンフォースによって車体を安定させたり、燃費を向上させるといった効果があります。代表的なエアロパーツとしてバンパーの下に取り付ける「フロントバンパースポイラー」、ドアの下に取り付ける「サイドステップスポイラー」、リアバンパーに装着される「リアバンパースポイラー」などがあります。

エアロパーツの素材は、多くのエアロパーツのメーカーが採用しているFRP(繊維強化プラスティック)や自動車メーカーの純正品で採用されているABS樹脂があります。FRPの場合、基本的に、塗装はされていないのでボディカラーに併せて塗装する必要があります。

弊社では、エアロパーツでカスタムを楽しみたいお客様のご要望に沿えるようエアロパーツの加工および塗装も承っております。 下地処理・調色・塗装・磨き・取り付けまで行いますので、お気軽にご相談ください。

また、その他純正パーツ、純正オプションの加工なども対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

エアロパーツイメージ
お問い合わせイメージ

お問い合わせ

有限会社ナカヤマ
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