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鈑金・修理

2023.08.09

鈑金事例④

 酷く損傷してしまったパネル。

 流石に叩いて治すのは困難です。損傷部位を出来る限り小さく交換することもできます。

 自費修理などで費用を抑える場合に採用される修理方法です。

 保険修理ですと、基本的に、修理方法が決められる事があります。

 車にもよりますが、交換が推奨されるもの。交換することによって塗装範囲が広がったり、部品の脱着が増えたり、壊れる部品が増えて修理費用が増えていく。

 こういった観点から保険修理は高額になることが多いです。

 今回は自費修理ですので、部品の交換は最小限。ドアパネルもリサイクルを探しましたが良いものが無かったので新品に交換。

 出来る限りお客様のご要望にお応えできるよう、日々精進させて頂いております。

 喜んで頂ければ幸いです(*^^*)

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2022.10.11

鈑金事例③

鈑金事例です。

酷く凹んでしまっています。

このお車のこの部位は交換しようとすると範囲が大きくなってしまいます。

部品の供給も大きなパーツになりますし、金額もグッと上がりますので修理を選択しました。

カラーもこのお車の色は調色が難しいので、塗装範囲を小さくできることも鈑金のメリットです。

とはいえ、出来る鈑金と出来ない鈑金があります。その判断は最終的には我々職人が決めさせていただいてますが、勿論、お客様のご要望に出来る限りお答え出来る様、日々精進させて頂いております。

作業内容、作業日数やコスト、保険の使用や自費修理、リサイクルパーツの取り寄せや持ち込みパーツの使用など、お気軽にご相談下さい(^^)

2022.07.04

光硬化パテ

今日は先日お話していたUVパテを簡単にご紹介。

UVパテとは、光で硬化するパテの事で、紫外線の一部の波長を当てることで硬化します。

光ですので届けば一瞬で硬化します。

1枚目の画像は可視光。

パテを塗布してからこの光を照射します。照射後はさらに上から塗布することができます。薄く塗布してからさら薄く再塗布することで、通常のパテよりも早く面を整形することができます。

2枚目の画像は紫外線。

3枚目は硬化後。

通常のパテは温めて溶剤が抜けて乾燥させて硬化します。この際、パテは硬化剤と混ぜることで化学反応で発熱します。発熱すると塗布した鉄板や樹脂バンパーは温められて柔らかくなり微妙に変形します。変形してしまった状態でパテは乾燥して硬化してしまいます。

更に、パテは乾燥後、完全に硬化するにはさらに時間がかかり、その後経年と共にヤセが発生します。ヤセとは収縮です。

そうすると表面にペーパー傷が出てきたり最悪の場合は割れてしまったりします。

その点UVパテは短時間で完全硬化します。ということはヤセもありません。しかも通常のパテよりも強度があります。

ちなみに、通常のパテを塗布して乾燥後外に放置しておくと、パテから水分を吸って下からサビが出て来ます。

通常のパテは水分を吸ってしまうのです。

UVパテは硬化すると樹脂になります。バンパーなどと同じような性質です。水分は通しません。

なので、錆の防止にもなるのです。

写真はサイドステップパネル(フロントドア、リヤドアの下のパネル)を交換しているところです。

損傷が酷かったので交換したのですが、切り繋ぎ部分は通常のパテでも可能ですが、UVパテの方が強度があって錆防止も出来て整形に時間がかからないので重宝します。

身近な物だと ”レジン” といえばわかる方も沢山いらっしゃると思います(^^♪

簡単ではありますが、UVパテはこの辺で(^^;

最近の自動車業界はUV商品が沢山出てきていますので  「要checkやっ!!( ..)φメモメモ」

2022.06.14

鈑金事例②

鈑金事例を

特殊なライトを当てると凹みがとても分かりやすく見えます。

デントリペアという塗装をしないで凹みを直す技術がありますが、その時に使うのがデントライトというものです。

この使用しているライトは自家製の物になりますが比較的見やすい(^^)

今回はドアとの境目のエッジの部分も少し入ってしまっていて、折込加工された固い部位はデントでは出し切れなかったので、出来る限り凹みを修正してエッジの部分も引き出して鈑金終了。

4枚目の画像はパテを塗布してあるものになります。

使用しているパテはUVパテ。透明に近い物でその名の通り紫外線で硬化します。

なので昼間は工場の奥の方で使用するかシャッターを閉めて使用しないといけません。

塗布途中で硬化してしまうので(;^_^A

ですが、メリットが沢山有りますので次回はそのお話をさせていただこうかと思います(^^)

ちなみに前回の写真もUVパテを使用しています。

では、次回をお楽しみに♪

2022.05.19

鈑金事例

今日は鈑金の事例を

大きく凹んでしまった右側のリヤフェンダーパネル(クオーターパネルとも呼びます)。

最初のお見積もりは交換でしたが、このお車は室内側のトリム(内張)を外すと結構スペースがあってたたき出しやすいので鈑金を選択致しました。

利点といたしまして、裏側の防錆処理がしやすい。お車を手放す際の価格の下落が抑えられる。比較的パテも薄く施工できるため塗装の劣化やパネルの劣化も少なく済むなどお客様にとって良いお話しになります。

仮に交換した場合、溶接でつなぎ合わせたりスポット溶接機という機械を使って鉄板を挟んで高圧電流を流し、熱をかけて圧着したりします。もちろん新車の時もこういった溶接機でつないだり圧着したりするわけですが、パネルは鉄です。熱をかけると当然脆くなります。何度も何度も同じ場所を交換し続けるとその場所のパネルはどんどん脆くなります。

例えば、ドアパネルやフロントのフェンダーパネル、ボンネット、リヤゲートなどはボルト(ネジ)オンパーツと呼ばれることもあります。これはボルトで装着されているということです。稼動させるためや交換などがしやすいようにボルト(ネジ)で止めてあるわけですが、最近のドアパネルにはビームと呼ばれる骨が昔に比べて増えていたり、より強固な物がドア内部に入っているものがあります。これらは単純に、室内への衝撃を和らげる。もしくは衝突した際に人命を守るために装着されています。

ドアが凹んでしまうと、これらも曲がってしまうことがあります。当然曲がってしまうと本来の強度が保てなくなり、安全性能が落ちることになります。

修理できる場合は出来る限り修理が基本です。ただし、安全を担保できない物、サビているパネルや損傷が酷過ぎて鉄そのものが腐食、もしくは切断、破断している場合は除外です。そのパネルを直してもすぐに壊れてしまうからです。単純に鉄の組織そのものがすでに壊れているものは元通りにはならないのです。

取り返しがつかなくなる前に、お気軽にご相談下さい(^^)/

2021.06.05

農機具用バッテリー

農機具用のバッテリー交換のご依頼です。

農機具用は特殊なバッテリーです。

毎日使用するわけではないのでエンジン始動していなくても、比較的長持ちするように作られています。

振動などにも強く設計されているので、通常のバッテリーよりも少しお高く設定されています。

通常の車のバッテリーも使用できますので、使用頻度に合わせてご提案します(*^^*)

農機具バッテリー

2021.04.28

生産終了のパーツ

お車の年式が古くなってくると、部品の生産が終了してしまうパーツもあります。

リサイクルパーツを探すことも可能ですが、珍しいパーツや損傷しやすいパーツは見つからない場合もあります。

修理しか選択肢がない場合でも出来る限りお安く修理致します。

お気軽にご相談ください(^^)/

2021.02.08

溶接作業の必需品♪

 近年のお車で外板パネルの溶接はハイスペックな溶接機が必要です。

構造上、必要な機械です。

弊社は板金工場です。キズ・ヘコミなどお車の修理は、ちゃんと設備が整ったお店を選びましょう。